企業経営理論 H23年度 第30問

第30問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 電通『2009年 日本の広告費』によれば、日本の2009年の総広告費は年連続で 減少し、兆9,222億円となった。特に マスコミ媒体の広告費は年連続の減少 を記録した。こうした状況のなか、企業のマーケティングにおける コミュニケー ション戦略の新たな考え方が登場してきている。 (設問) 文中の下線部に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

  1. 新聞・雑誌といった印刷媒体は、広告変更の柔軟性は高いが、メッセージの 寿命は短い。
  2. ターゲットを絞り込んで説得的なメッセージを発信するためには、テレビよ りもラジオや雑誌の方が適している。
  3. テレビ広告のコストは、そのリーチを勘案すれば必ずしも高いとはいえな い。
  4. テレビ広告の場合、番組CM よりもスポットCM の方がタイミングやエリ
  5. について柔軟な出稿が可能である。
  6. ラジオはほぼ音声による訴求しかできないが、テレビよりもザッピングが少 ない。 ― 32― ◇M3(688―77) (設問) 文中の下線部に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
  7. CGM(Consumer Generated Media:消費者生成型メディア)の普及に伴っ て、消費者が企業のマーケティング活動の成果に及ぼす影響は大きくなってい る。
  8. ンターネット広告は、成果に応じた報酬を支払う取引が行われるため、費 用対効果を追求する広告主のニーズに適合している。
  9. 検索サイトで検索されたときに、検索結果の上位に表示されるよう自社の
  10. ェブページの内容を調整することをアフィリエイト・プログラムという。
  11. ニュースサイトやブログ、マスコミ報道や消費者のクチコミなどは、企業や ブランドに対する信用や評判を得ることができるため、「アーンド・メディア (earned media)」と呼ばれている。
  12. 複数の広告媒体を活用し、パソコンや携帯電話を通じてインターネットでの 検索や購買といった効果を発揮させることを目的とした媒体戦略は、クロス・ メディアと呼ばれる。 ― 33― ◇M3(688―78)
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正解:

解答:ア

〔リード〕本ファイルの公式正解はマスコミ媒体(広告媒体特性)に関する設問1で、「最も不適切」を選ぶ。

  • ア(×):新聞・雑誌などの印刷媒体は、印刷・入稿の制約があるため広告変更の柔軟性はむしろ低い(テレビのスポットや電波・ネットに比べ即応性が低い)。一方で印刷物として保存されるためメッセージの寿命は比較的長い。「柔軟性は高いが寿命は短い」は逆で、最も不適切。
  • イ(○):ターゲットを絞った説得的メッセージの発信には、マス到達のテレビより、聴取者・読者層が限定されるラジオや雑誌の方が適している。妥当。
  • ウ(○):テレビ広告は絶対額は大きいが、到達人数(リーチ)あたりのコストでみれば必ずしも高いとはいえない。妥当。
  • エ(○):テレビ広告では、特定番組に固定する番組CMよりも、放送枠を選んで出稿するスポットCMの方が、タイミングやエリアについて柔軟な出稿が可能。妥当。
  • オ(○):ラジオはほぼ音声のみの訴求だが、ながら聴取が中心でテレビよりザッピング(チャンネル変更)が少ないとされる。妥当。

なお本問には、CGM・アーンドメディア・クロスメディア等の新たなコミュニケーション戦略を問う設問2(こちらでの不適切肢はSEOをアフィリエイト・プログラムと誤って説明したもの)も含まれるが、本ファイルの公式正解は

よって

#マーケティング戦略#プロモーション

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