経営法務 H23年度 第10問

第10問

次の文章は、不正競争防止法の解説である。空欄A~Dに入る語句の組み合わせ として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 不正競争防止法第条第項第号は、商品の形態を模倣から保護する規定であ る。その形態が意匠法における登録の要件を A 。ただし、その形態が B 形態である場合には、保護を受けることができない。また、保護を受け ることができる期間は、最初の C の日から D である。

  1. A:満たさなくてもよい B:商品の通常有する C:販売 D:年間
  2. A:満たさなくてもよい B:新規性のない C:製造 D:年間
  3. A:満たす必要がある B:商品の通常有する C:販売 D:年間
  4. A:満たす必要がある B:新規性のない C:製造 D:年間 ― 10― ◇M5(688―117)
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正解:

解答:ア

〔リード〕不正競争防止法2条1項3号の商品形態模倣(デッドコピー)規制。

  • A:満たさなくてもよい——この規定による保護は意匠登録を前提とせず、意匠法上の登録要件(新規性・創作非容易性等)を満たさなくても、先行投資の保護として模倣から守られる。
  • B:商品の通常有する——「同種の商品が通常有する形態」(ありふれた形態・機能を確保するために不可欠な形態)は保護対象から除外される(同号括弧書)。
  • C:販売——保護期間の起算点は「最初に販売された日」。
  • D:3年間——最初に販売された日から3年を経過すると保護されない(19条1項5号イ)。

これにより A:満たさなくてもよい、B:商品の通常有する、C:販売、D:3年間。

  • ア(○):A満たさなくてもよい/B商品の通常有する/C販売/D3年間で、すべて条文に合致する。
  • イ(×):B「新規性のない」・C「製造」が誤り。除外されるのは「通常有する形態」であり、起算点は製造でなく販売。
  • ウ(×):A「満たす必要がある」・D「5年間」が誤り。登録要件は不要、期間は3年。
  • エ(×):A「満たす必要がある」・B「新規性のない」・C「製造」・D「5年間」がいずれも誤り。

よって

#特許・実用新案#意匠・商標#不正競争・独禁法

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