第20問
生産性向上に関し、全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)の重要性に 注目が集まっている。ある国のマクロ生産関数を次のように設定する。 Y =AK αL1-α ここで、Y はGDP、K は投入資本量、L は投入労働量、α はパラメーター(≦ α ≦)である。この式から、以下の式が導出できる。 ΔY Y =ΔA A +α ΔK K +(-α)ΔL L TFP の変化率に相当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア (-α)ΔL L
- イ α ΔK K
- ウ ΔA A
- エ ΔA A +α ΔK K
- オ ΔA A +(-α)ΔL L ― 24― ◇M1(295―26)
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正解:ウ
解答:ウ
〔リード〕成長会計の式 ΔY/Y = ΔA/A + α(ΔK/K) + (1-α)(ΔL/L) において、α(ΔK/K) は資本投入の寄与、(1-α)(ΔL/L) は労働投入の寄与を表す。残る ΔA/A が、資本・労働の投入量の増加では説明できない技術進歩等による成長分=全要素生産性(TFP)の変化率(ソロー残差)に相当する。
- ア(×):(1-α)(ΔL/L) は労働投入の寄与であり、TFPではない。
- イ(×):α(ΔK/K) は資本投入の寄与であり、TFPではない。
- ウ(○):ΔA/A がTFPの変化率(ソロー残差)。正しい。
- エ(×):ΔA/A+α(ΔK/K) はTFPに資本寄与を加えたものでTFP単独ではない。
- オ(×):ΔA/A+(1-α)(ΔL/L) はTFPに労働寄与を加えたものでTFP単独ではない。
よって ウ。