財務・会計 H21年度 第19問

第19問

次の図は、ヨーロピアンタイプのオプション取引を行ったときの損益図表を示し ている。この図と以下の文章から、下記の設問に答えよ。

第19問の図

設問1

) 文中の空欄AとBに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A:コールオプションの売り手 B:コールオプションの買い手
  2. A:コールオプションの買い手 B:コールオプションの売り手
  3. A:プットオプションの売り手 B:プットオプションの買い手
  4. A:プットオプションの買い手 B:プットオプションの売り手 (

設問2

) 文中の空欄Cに入る用語として、最も適切なものはどれか。

  1. プション契約時における原資産価格
  2. プション決済時における原資産価格
  3. プションプレミアム
  4. 権利行使価格 ― 17― ◇M2(557―45)
▼ 解答・解説を見る

正解: 設問1 設問2

解答:設問1=イ、設問2=ウ

設問1(空欄A・B):イ

損益図表の形状から各当事者を判定する。

  • A(コールオプションの買い手):原資産価格が権利行使価格を上回ると利益が無限に増加し、下回ると損失はプレミアム分に限定される(損失限定・利益無限の右上がり折れ線)。

  • B(コールオプションの売り手):買い手と表裏の関係で、利益はプレミアム分に限定され、価格上昇時に損失が無限に拡大する(買い手の損益を上下反転した形)。

  • ア(×):AとBが逆。

  • イ(○):A=コールの買い手、B=コールの売り手。図の損益形状と整合。

  • ウ(×):プットオプションは損益図表の形状が異なる。

  • エ(×):同上、プットでは形状が一致しない。

設問2(空欄C):ウ

コールオプションの買い手の損益分岐点や、損失が一定額に限定される水準を説明する語として適切なのは オプションプレミアム(買い手が支払う/売り手が受け取るオプション料)。買い手の最大損失=支払ったプレミアム、売り手の最大利益=受け取ったプレミアムであり、損益図表の切片を決定する。

  • ア(×):契約時の原資産価格は損益図表の基準とならない。
  • イ(×):決済時の原資産価格は横軸の変数であって、空欄が示す一定額ではない。
  • ウ(○):オプションプレミアム。買い手の最大損失・売り手の最大利益を規定する。
  • エ(×):権利行使価格は損益が折れ曲がる点(横軸の値)であり、空欄Cの文脈に合わない。

よって 設問1=、設問2=

#CVP・損益分岐点分析#デリバティブ

← 財務・会計の一覧へ戻る