財務・会計 H21年度 第14問

第14問

以下の文章は、株式分割について述べたものである。文中の空欄A~Dに入る語 句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 完全市場を仮定するとき、株式分割によって株当たり株価は A 。なぜ なら、株式分割によって株式数は増加するが、株主の持分割合は B 、ま た、株式分割は企業の資産内容やキャッシュ・フローに影響を C ため、株 主の富が D からである。

  1. A:下落する B:減少し C:与える D:減少する
  2. A:下落する B:変化せず C:与えない D:変化しない
  3. A:上昇する B:変化せず C:与える D:増加する
  4. A:変化しない B:減少し C:与えない D:減少する ― 12― ◇M2(557―40)
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正解:

解答:イ

〔リード〕完全市場では、株式分割は単に1株を複数株に分けるだけで、企業の実態(資産・キャッシュ・フロー)も株主の持分割合も変えない。

  • 空欄A:下落する — 株式数が増えても企業価値(時価総額)は不変なので、1株当たり株価は分割比率に応じて下落する。

  • 空欄B:変化せず — 全株主が同比率で株式を受け取るため、各株主の持分割合は変化しない。

  • 空欄C:与えない — 株式分割は会計上の資本の振替にすぎず、資産内容やキャッシュ・フローに影響を与えない。

  • 空欄D:変化しない — 以上より株主の富(保有株式の時価総額)は変化しない。

  • ア(×):B「減少し」、C「与える」、D「減少する」がいずれも誤り。

  • イ(○):A下落する/B変化せず/C与えない/D変化しない。完全市場の論理と整合。

  • ウ(×):A「上昇する」、D「増加する」が誤り(株価は下落、富は不変)。

  • エ(×):A「変化しない」が誤り(1株当たり株価は下落する)。

よって

#キャッシュフロー#企業価値評価

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