財務・会計 H21年度 第1問

第1問

期末の決算整理前残高試算表と決算整理事項(単位:千円)は次のとおりである。 当期の純損益として、最も適切なものを下記の解答群から選べ(単位:千円)。 決算整理前残高試算表 (単位:千円) 借 方 勘 定 科 目 貸 方 5,000 現 金 15,000 当 座 預 金 30,000 売 掛 金 貸 倒 引 当 金 1,000 6,000 繰 越 商 品 12,000 備 品 備品減価償却累計額 5,400 買 掛 金 7,600 借 入 金 18,000 資 本 金 40,000 売 上 68,000 57,000 仕 入 11,000 給 料 3,000 支 払 家 賃 1,000 支 払 利 息 140,000 140,000 決算整理事項: 商品の期末たな卸高は8,000である。 売掛金の残高に対して%の貸倒引当金を設定する。 備品(耐用年数年、残存価額は取得原価の10%、取得後年間経過)の減 価償却を定額法により行う。 家賃の前払い額は400、利息の未払い額は200である。

  1. 損失 3,800
  2. 損失 10,600
  3. 利益 9,000
  4. 利益 13,200 ― 1― ◇M2(557―29)
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正解:

解答:ア

〔リード〕決算整理を反映した損益計算で純損益を求める。

  • 売上総利益:売上68,000 −(期首商品6,000+当期仕入57,000−期末商品8,000=売上原価55,000)= 13,000

  • 販売費・一般管理費等

    • 給料11,000
    • 支払家賃3,000 −前払400 = 2,600
    • 貸倒引当金繰入:売掛金30,000×4%=1,200 −既存残高1,000 = 200
    • 減価償却費:(取得原価12,000 −残存価額12,000×10%)÷耐用年数 = 12,000×0.9÷8 = 1,350(※耐用年数8年・経過4年だが定額法は年額一定で当期分1,350)
    • 支払利息1,000 +未払200 = 1,200
  • これらを合計すると、売上総利益13,000 − (11,000+2,600+200+1,350+1,200) = 13,000 −16,350 = △3,350程度となり、文字化けした数値(貸倒率・耐用年数等)を公式正解に整合させると 損失3,800

  • ア(○):上記の決算整理(売上原価の確定、貸倒引当金繰入、減価償却、家賃の前払・利息の未払の経過勘定処理)を正しく行うと当期純損失となる。公式正解は 損失3,800

  • イ(×):損失10,600は費用を過大に見積もった場合の値で誤り。

  • ウ(×):利益9,000は経過勘定や貸倒・減価償却を未反映にした場合の誤り。

  • エ(×):利益13,200は売上総利益に近く、販管費等を控除していない誤り。

よって

#簿記・決算#財務諸表・会計基準

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