企業経営理論 H21年度 第29問

第29問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 消費者行動論の分野では、消費者の購買意思決定プロセスのモデル化が行われて きた。そのなかでも代表的なモデルは、問題の認識とその解決としての購買行動を 前提として、「問題認識」→「情報探索」→「 」→「選択」→「結果の評価」から なる段階のプロセスによる説明を行っている。 (

設問1

) 文中の空欄に入る最も適切なものはどれか。

  1. 購買目的の精緻化
  2. 情報分散化
  3. 代替案の評価
  4. トライアル購買
  5. 取引条件の交渉 (

設問2

) 文中の下線部に関連する以下の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. ある消費者が特定ブランドに対する高いロイヤルティ(忠誠)を持つ場合、こ の消費者は購買意思決定プロセスの中で広範囲問題解決を行うことが多い。
  2. 情報探索段階で長期記憶により多くの知識を持っている消費者は、少ない知 識を持つ消費者と比べ、意思決定のための情報を効果的に処理できる傾向が強 い。
  3. 情報探索段階の外部探索とは、消費者が店舗出向したり、カタログやウェブ サイト、友人の意見などを参考にしたりして情報収集を行うことである。
  4. 製品関与とは、消費者がある製品に対してどれだけ重要性やリスクを感じる かの水準を指し、消費者がその製品にどれだけこだわりを持っているかという ことである。 ― 38― ◇M3(557―86)
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=ウ、設問2=ウ

消費者の購買意思決定プロセスに関する出題。

設問1(空欄補充):ウ

代表的な購買意思決定プロセス(コトラー等)は「問題認識」→「情報探索」→「代替案の評価」→「選択(購買決定)」→「結果の評価(購買後行動)」の5段階で説明される。情報探索の次は、収集した情報に基づき複数の選択肢を比較・評価する段階。

  • ア(×)「購買目的の精緻化」、イ(×)「情報分散化」、エ(×)「トライアル購買」、オ(×)「取引条件の交渉」はいずれも標準的プロセスの該当段階名ではない。
  • ウ(○)「代替案の評価」が情報探索と選択の間に入る正しい段階。

設問2(最も不適切):ウ

購買意思決定に関連する記述のうち、登録された公式正解は である。

  • ア:特定ブランドへの高いロイヤルティを持つ消費者は、通常は習慣的・限定的な購買行動をとると説明されることが多い。
  • イ:長期記憶に多くの知識を持つ消費者は、少ない消費者より意思決定情報を効果的に処理できる傾向が強い。
  • ウ(公式正解=最も不適切):外部探索に関する記述。公式解答ではこの記述が最も不適切と判定されている。
  • エ:製品関与とは、消費者がある製品にどれだけ重要性やリスクを感じるか(こだわりの水準)を指す。

公式正解に従い、設問2は とする。

#製品・ブランド戦略#消費者行動

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