第22問
ある企業では、新規事業のための情報システムを新たに開発することとした。そ のシステムの開発投資の評価方法に関して関係者が集まり、議論が行われた。その 議論の一端を下記に示す。文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして最も適 切なものを下記の解答群から選べ。 X氏:「今回のシステムの目的は、どちらかというと、業務処理にかかわるコスト 削減というよりも、売り上げの増大を目指すシステムだよね。資本回収期間 法などの一般の設備投資に用いられるような方法よりは、システムが持って いる機能が何個あるかを A として数えて、複数のシステム開発会社 から出てきた見積もりをその A で割って、その値で評価する方法は どうだろうね。」 Y氏:「しかし、その方法では、コストは評価できるけれど、システムの導入に よって得られる価値は評価できないよね。とにかく皆で複数の評価基準を 作って、それらの評価基準について、関係者が点数を付けて、その結果を見 ながら皆で議論する B という方法を採用してみてはどうかな。」 Z 氏:「経営的な視点で情報システムの有効性を評価する方法として C が あるよ。つまり、情報システムを財務、顧客、業務プロセス、学習と成長の つの視点からみるんだ。」
- ア A:TCO B:ファンクションポイント C:バランストスコアカード
- イ A:TCO B:ファンクションポイント C:ポートフォリオ分析
- ウ A:ファンクションポイント B:TCO C:ポートフォリオ分析
- エ A:ファンクションポイント B:スコアリングモデル C:バランストスコアカード ― 20― ◇M6(557―162)
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕情報システムの投資評価手法を空欄に当てはめる。
- A:システムが持つ機能の個数を数え、見積もりをその数で割って評価する方法の指標はファンクションポイント(FP:機能数からシステム規模を見積もる手法)。
- B:複数の評価基準を作り、関係者が点数を付け、その結果を見ながら議論する方法はスコアリングモデル。
- C:財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4つの視点から経営的に評価する方法はバランストスコアカード(BSC)。
これらを満たすのは A:ファンクションポイント、B:スコアリングモデル、C:バランストスコアカード。
- ア(×):A=TCO(総所有コスト)は「機能数」と無関係、B=ファンクションポイントは「点数を付け議論」の説明と不一致。
- イ(×):A=TCOが不適、C=ポートフォリオ分析も4つの視点の説明と不一致。
- ウ(×):B=TCOが「点数付けで議論」と不一致、C=ポートフォリオ分析も不適。
- エ(○):すべて整合。
よって エ。