第5問
次の文章の空欄Aに入るA群の記述と空欄Bに入るB群の用語の組み合わせとし て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 将来の特定の費用又は損失で、 A 場合には、当期の負担に属する金額を 当期の費用又は損失として引当金に繰入れ、当該引当金の残高を貸借対照表の B に記載する。 【A群】 既に代価の支払が完了しまたは支払義務が確定し、これに対応する役務の提 供を受けたにもかかわらず、その効果が将来にわたって発現するものと期待さ れる その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額 を合理的に見積ることができる 【B群】 a 資産の部 b 負債の部 c 負債の部又は資産の部
- ア とa
- イ とb
- ウ とa
- エ とc ― 3― ◇M2(743―30)
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕 引当金の設定要件(企業会計原則注解18)は、(1)将来の特定の費用または損失であって、(2)その発生が当期以前の事象に起因し、(3)発生の可能性が高く、(4)その金額を合理的に見積ることができること。これを満たす場合に当期負担額を費用・損失として引当金に繰入れる。
空欄A:上記要件に一致するのはA群の後者「その発生が当期以前の事象に起因し、発生の可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる」。前者は前払費用(繰延資産的な役務の前払)の説明であり誤り。
空欄B:引当金は原則として負債の部に記載されるが、貸倒引当金のような評価性引当金は対応する資産(売上債権等)から控除する形で資産の部に記載される。したがって「負債の部又は資産の部」(c)が適切。
- ア(×):A=前者・B=a。Aの記述が前払費用の定義で誤り。
- イ(×):A=前者・B=b。Aが誤り。
- ウ(×):A=後者・B=a。Aは正しいが評価性引当金を考慮せずB=資産の部のみとするのは不十分。
- エ(◯):A=後者(引当金の要件)・B=c(負債の部又は資産の部)。
よって エ。