第2問
次の文章中の空欄AおよびBに入る最も適切なものの組み合わせを下記の解答群 から選べ。 下図は日本の A の推移を表したものである。この図から、 A が 急激に低下していることが読みとれる。 A が低下する主な要因として B などが挙げられる。これにより、日本の長期的な経済成長が鈍化する可 能性が指摘されている。
- ア A:家計貯蓄率 B:高齢化の進展
- イ A:製造業の国内生産額の対GDP 比率 B:サービス経済化の進展
- ウ A:政府支出の対GDP 比率 B:財政構造改革の進展
- エ A:輸出依存度 B:海外における景気の低迷 ― 2― ◇M1(743―4)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕急激に低下し、かつ長期的経済成長の鈍化につながる指標を問う図表問題。図は近年急低下する系列を示しており、これに整合する組合せを選ぶ。
- ア(○):A=家計貯蓄率、B=高齢化の進展。日本の家計貯蓄率は1990年代以降ライフサイクル仮説どおり高齢化(取り崩し世代の増加)を主因として急低下した。貯蓄率低下は国内資本蓄積を抑え、長期成長鈍化の懸念につながる。図と要因・帰結のすべてに整合する。
- イ(×):製造業生産額の対GDP比率はサービス経済化で緩やかに低下するが「急激な低下」とまでは言えず、成長鈍化の主要因という文脈にも合わない。
- ウ(×):政府支出の対GDP比率は財政構造改革で一時抑制されても「急激に低下」とは言えず、低下が長期成長鈍化を招くという論旨も逆方向で不自然。
- エ(×):輸出依存度は海外景気で変動するものの、本問が問う「急低下→長期成長鈍化」という構造的文脈に最も適合しない。
よって ア。