第13問
組織階層の高さを決める要因に「管理の幅(span of control)」がある。「管理の幅」 に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 作業工程などのマニュアル化が進むと、例外事項が発生する可能性が高くなる ので、「管理の幅」は狭くなる。
- イ 職務間で同期をとる必要性が高い職場では、複数の業務にまたがる調整が必要 になるので、「管理の幅」は広くなる。
- ウ 部下が複数の業務に熟練している場合には、業務間の相互依存度が高くなるの で、「管理の幅」は狭くなる。
- エ 部下間の職務の相互依存度が高く、環境が不規則に変化する場合には、「管理 の幅」を広くとることができる。
- オ 部下や下位部門が、標準化された業績評価指標で統一的に管理できる場合に は、「管理の幅」は広くなる。 ― 20― ◇M3(743―67)
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正解:オ
解答:オ
〔リード〕「管理の幅(span of control)」に関する記述。「最も適切」を選ぶ。管理の幅は、調整・例外処理の負担が小さいほど広くとれる。
- ア(×):マニュアル化(標準化)が進むと例外事項はむしろ減り、管理者の負担が下がるため管理の幅は広くなる。「例外事項が発生しやすく管理の幅は狭くなる」は誤り。
- イ(×):職務間の同期や複数業務にまたがる調整の必要性が高い職場では、管理者の調整負担が増えるため管理の幅は狭くなる。「広くなる」は逆で誤り。
- ウ(×):部下が複数業務に熟練していること自体は管理を容易にし、相互依存度を高めるとは限らない。むしろ熟練すれば管理の幅は広げられる。記述は誤り。
- エ(×):部下間の相互依存度が高く環境が不規則に変化する場合は調整負担が大きく、管理の幅は狭くせざるを得ない。「広くとることができる」は誤り。
- オ(○):標準化された業績評価指標で部下・下位部門を統一的に管理できる場合は、個別調整の負担が小さく、管理の幅を広くとれる。適切。
よって、最も適切な オ。