財務・会計 H19年度 第9問

第9問

A社とB 社の貸借対照表(要約)は次のとおりである。両社の流動性に関する記述 として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 貸借対照表(要約) (単位:百万円) 資 産 A 社 B 社 負債・純資産 A 社 B 社 現 金 預 金 40 60 支 払 手 形 50 80 受 取 手 形 30 30 買 掛 金 90 60 売 掛 金 50 40 長期借入金 80 100 売買目的有価証券 40 50 資 本 金 100 110 たな卸資産 160 110 資本剰余金 90 60 固 定 資 産 150 150 利益剰余金 60 30 合 計 470 440 合 計

  1. 自己資本比率はA社がB 社より良好であるが、固定長期適合率はB 社がA社 より良好である。
  2. 自己資本比率はB 社がA社より良好であるが、固定長期適合率はA社がB 社 より良好である。
  3. 当座比率はA社がB 社より良好であるが、流動比率はB 社がA社より良好で ある。
  4. 当座比率はB 社がA社より良好であるが、流動比率はA社がB 社より良好で ある。 ― 8― ◇M2(023―30)
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正解:

解答:エ

流動性指標を計算する。流動負債=支払手形+買掛金、流動資産=現金預金+受取手形+売掛金+売買目的有価証券+たな卸資産、当座資産=流動資産-たな卸資産。

A社

  • 流動負債=50+90=140
  • 流動資産=40+30+50+40+160=320 → 流動比率=320/140≒228.6%
  • 当座資産=40+30+50+40=160 → 当座比率=160/140≒114.3%

B社

  • 流動負債=80+60=140
  • 流動資産=60+30+40+50+110=290 → 流動比率=290/140≒207.1%
  • 当座資産=60+30+40+50=180 → 当座比率=180/140≒128.6%

比較

  • 流動比率:A(228.6%)> B(207.1%)→ A社が良好

  • 当座比率:B(128.6%)> A(114.3%)→ B社が良好(A社はたな卸資産が大きく、当座資産が相対的に薄い)

  • ア・イ(×):自己資本比率・固定長期適合率に言及するが、本問の流動性比較の結論として問われている当座比率・流動比率の大小関係に答えておらず、また選択肢ウ・エで対比される論点と異なる。

  • ウ(×):「当座比率はA社が良好、流動比率はB社が良好」は計算結果と逆で誤り。

  • エ(○):「当座比率はB社がA社より良好、流動比率はA社がB社より良好」で計算と一致。

よって

#財務諸表・会計基準#経営分析・財務指標

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