第12問
組織構造デザインのコンティンジェンシー理論によれば、組織は情報処理システ ムとしてみることができ、組織構造のデザインは、組織が直面する不確実性に応じ て適切な組み合わせで設計する必要があるという。組織構造デザインの方策には、 組織が処理すべき情報量を軽減していく方策と、組織の情報処理能力自体を向上さ せる方策とに分類される。 次のaからdのうち、組織が処理すべき情報量の軽減に貢献するものとして最も 適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 自己完結的職務の形成 b 横断的関係の構築 c 縦系列の情報処理システムの改善 d 調整付加資源の投入
- ア aとb
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd
- オ cとd ― 15― ◇M3(023―56)
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕ガルブレイスの組織デザイン論。組織が処理すべき情報量を「軽減する方策」の組み合わせを選ぶ。ガルブレイスは不確実性への対応策を、(1)情報処理の必要量を減らす方策=「スラック資源(調整付加資源)の創出」「自己完結的職務(タスク)の形成」と、(2)情報処理能力を高める方策=「縦系列の情報処理システムの改善(垂直情報システム)」「横断的関係の構築(水平的連結)」に分類した。
- a 自己完結的職務の形成(情報量軽減○):職務を自己完結化し部門間調整の必要を減らすことで、処理すべき情報量を軽減する。軽減方策に該当。
- b 横断的関係の構築(情報処理能力向上):水平的な連結により情報処理能力を高める方策。軽減方策ではない。
- c 縦系列の情報処理システムの改善(情報処理能力向上):垂直方向の情報システム改善で処理能力を高める方策。軽減方策ではない。
- d 調整付加資源(スラック資源)の投入(情報量軽減○):余裕資源を持つことで例外処理や調整の必要を減らし、処理すべき情報量を軽減する。軽減方策に該当。
したがって情報量の軽減に貢献するのは a と d。
- ア(×):aとb
- イ(○):aとd
- ウ(×):bとc
- エ(×):bとd
- オ(×):cとd
よって イ。