🏠 総合トップ 中小企業診断士2次試験 用語集 事例Ⅰ(組織・人事)
事業戦略

全社戦略と事業戦略

Corporate / Business Strategy

概要

企業全体の方向性を定める全社戦略と、個別事業の競争方法を定める事業戦略の階層構造。

詳細解説

全社戦略は「どの事業領域で戦うか(ドメインの決定)」「経営資源をどう配分するか」を扱い、事業戦略は「特定の市場でどう競争優位を築くか」を扱う。事例Ⅰでは、社長の想い(経営理念)と外部環境の変化を踏まえ、組織・人事をこの戦略にどう適合させるかが一貫して問われる。

『組織は戦略に従う』(チャンドラー)という原則のとおり、まず戦略があり、それを実現する組織体制・人事施策を設計する、という因果の順序を崩さないことが解答の軸になる。

解答での使いどころ

  • 解答の型:「戦略(誰に何をどう)→ それを実現する組織・人事施策」の順で論理を組み立てる。
  • 頻出視点:強みの源泉(技術・ノウハウ・人材)を明確化し、それを軸とした戦略を提案する。
  • 注意:事例Ⅰは『組織・人事』が主戦場。マーケや生産の施策に逸れず、組織構造と人の動機づけに落とし込む。

与件・事例での具体例

主力事業が成熟した中小製造業が、技術力を活かして新規事業に進出する与件。全社戦略=事業領域の再定義、事業戦略=技術を軸とした差別化、という二層で整理する。

背景・関連理論

アルフレッド・チャンドラーは『組織は戦略に従う』と述べ、戦略の変化が組織構造の変革を促すことを実証した。