🏠 総合トップ 中小企業診断士1次試験 用語集 企業経営理論
組織論

期待理論

Expectancy Theory

概要

動機づけの強さは、期待・手段性・誘意性の積で決まるとする理論。

詳細解説

期待理論は、人間の動機づけの強さが「期待(努力すれば成果が出る確率)×手段性(成果が報酬につながる確率)×誘意性(報酬の魅力度)」の積で決まるとするプロセス理論である。

いずれか一つでもゼロに近ければ動機づけは低下する。管理者は、努力と成果の関係を明確にし、成果と報酬を適切に結びつけ、従業員が魅力を感じる報酬を設定する必要がある。

試験対策のポイント

  • 暗記必須:ブルームらが提唱。動機づけの強さ=期待(努力→成果の見込み)×手段性(成果→報酬の見込み)×誘意性(報酬の魅力)。
  • 頻出ポイント:3要素の「積」である点が重要。どれか一つでもゼロなら動機づけはゼロになる。
  • ひっかけ注意:マズロー・ハーズバーグ(欲求の内容を扱う内容理論)に対し、期待理論は動機づけの「過程」を扱う過程理論。区分を押さえる。

事例・具体例

営業成績に応じたインセンティブ制度が機能するには、努力すれば受注できるという期待、受注が賞与に反映されるという手段性、賞与額が魅力的であるという誘意性のすべてが必要となる。

提唱者・関連学者

ビクター・ブルームが1964年の著書『仕事とモチベーション』で提唱した。その後、ポーターとローラーが拡張モデルを提示した。