🏠 総合トップ 中小企業診断士1次試験 用語集 財務・会計
ファイナンス

NPV

Net Present Value

概要

将来キャッシュフローの現在価値合計から投資額を差し引いた正味の現在価値。

詳細解説

NPV(正味現在価値)は、投資プロジェクトが生み出す将来のキャッシュフローを適切な割引率で現在価値に換算し、その合計額から初期投資額を差し引いた値である。

NPVがプラスであれば企業価値を増加させる投資であり採択、マイナスであれば棄却するのが原則。NPVは加法性を持つため、複数プロジェクトの価値を合算できる点が理論的に優れている。

試験対策のポイント

  • 暗記必須:NPV=Σ将来CF÷(1+r)^n-初期投資額。割引率rには資本コスト(WACC)を用いる。NPV>0で採択。
  • 頻出ポイント:計算例:1年後110のCF、割引率10%なら現在価値=110÷1.1=100。複数年は各年を割り引いて合計する。
  • ひっかけ注意:キャッシュフローは税引後で、減価償却費のタックスシールド(減価償却費×税率)を加味する。会計上の利益ではなくキャッシュフローで評価する。

事例・具体例

割引率10%、初期投資500万円、1年後CF200万円、2年後CF300万円、3年後CF200万円の場合、NPV=200/1.1+300/1.21+200/1.331−500≒80万円。

提唱者・関連学者

アーヴィング・フィッシャーが資本と利子の理論(1930年)で現在価値の概念を体系化した。