ファイナンス
CAPM
Capital Asset Pricing Model
概要
リスクとリターンの関係からリスク資産の期待収益率を算出するモデル。
詳細解説
CAPM(資本資産価格モデル)は、個別証券の期待収益率がリスクフリーレート+ベータ値×市場リスクプレミアムで決まるとするモデルである。
CAPMは、分散投資では除去できない系統的リスク(市場リスク)のみがリスクプレミアムの対象となるという考え方に基づく。株主資本コストの推定やWACCの計算に広く利用される。
試験対策のポイント
- 暗記必須:CAPM:期待収益率=リスクフリーレート+β×(市場期待収益率-リスクフリーレート)。( )内が市場リスクプレミアム。
- 頻出ポイント:計算例:無リスク利子率2%、市場期待収益率8%、β=1.5なら期待収益率=2+1.5×(8-2)=11%。
- 関連づけ:CAPMで求めた株主資本コストはWACCや配当割引モデルの割引率に用いる。β=1なら市場と同じ、β>1なら市場より変動が大きい。
事例・具体例
リスクフリーレート2%、市場リスクプレミアム6%、ベータ値1.2の場合、期待収益率=2%+1.2×6%=9.2%。
提唱者・関連学者
ウィリアム・シャープ(1964年)、ジョン・リントナー(1965年)、ヤン・モッシン(1966年)がそれぞれ独立に開発した。シャープは1990年にノーベル経済学賞を受賞。