🏠 総合トップ 中小企業診断士1次試験 用語集 財務・会計
ファイナンス

CAPM

Capital Asset Pricing Model

概要

リスクとリターンの関係からリスク資産の期待収益率を算出するモデル。

詳細解説

CAPM(資本資産価格モデル)は、個別証券の期待収益率がリスクフリーレート+ベータ値×市場リスクプレミアムで決まるとするモデルである。

CAPMは、分散投資では除去できない系統的リスク(市場リスク)のみがリスクプレミアムの対象となるという考え方に基づく。株主資本コストの推定やWACCの計算に広く利用される。

試験対策のポイント

  • 暗記必須:CAPM:期待収益率=リスクフリーレート+β×(市場期待収益率-リスクフリーレート)。( )内が市場リスクプレミアム。
  • 頻出ポイント:計算例:無リスク利子率2%、市場期待収益率8%、β=1.5なら期待収益率=2+1.5×(8-2)=11%。
  • 関連づけ:CAPMで求めた株主資本コストはWACCや配当割引モデルの割引率に用いる。β=1なら市場と同じ、β>1なら市場より変動が大きい。

事例・具体例

リスクフリーレート2%、市場リスクプレミアム6%、ベータ値1.2の場合、期待収益率=2%+1.2×6%=9.2%。

提唱者・関連学者

ウィリアム・シャープ(1964年)、ジョン・リントナー(1965年)、ヤン・モッシン(1966年)がそれぞれ独立に開発した。シャープは1990年にノーベル経済学賞を受賞。