ファイナンス
配当政策
Dividend Policy
概要
企業が利益をどの程度配当として株主に還元するかを決定する方針。
詳細解説
配当政策は、企業が稼いだ利益をどの程度配当として株主に還元し、どの程度を内部留保として再投資に回すかを決定する方針である。安定配当政策・配当性向一定政策・残余配当政策などがある。
MM理論の完全市場仮定の下では配当政策は企業価値に影響しない(配当無関連命題)。しかし現実にはシグナリング効果やエージェンシー理論の観点から配当政策は重要と考えられている。
試験対策のポイント
- 暗記必須:MM理論(完全市場)では配当政策は企業価値に影響しない(配当無関連命題)。
- 頻出ポイント:現実には税金・取引費用・情報の非対称性(配当のシグナリング効果)などで配当政策が株価に影響しうる。
- 関連づけ:安定配当・配当性向一定など各政策の特徴を押さえる。配当か内部留保(再投資)かの選択問題として整理する。
事例・具体例
安定配当政策を採用する企業は、業績が変動しても1株当たり配当金を一定に維持し、業績好調時のみ増配する傾向がある。