🏠 総合トップ 中小企業診断士1次試験 用語集 経済学・経済政策
ミクロ経済学

範囲の経済

Economies of Scope

概要

複数の製品・サービスを同一企業が生産することで、別々に生産するより総費用が低くなる現象。

詳細解説

範囲の経済とは、1つの企業が複数の製品を同時に生産する方が、それぞれ別の企業が生産するより総費用が低くなる現象をいう。C(X,Y)<C(X,0)+C(0,Y)が成立するとき範囲の経済が存在する。

共通の生産設備、技術、ブランド、流通経路などの経営資源を複数の事業で共有することでコスト削減が実現する。多角化戦略の経済学的根拠の一つとなっている。

試験対策のポイント

  • 暗記必須:複数製品を1社で生産する方が別々に作るより総費用が低い現象。経営資源・技術の共有が要因。
  • ひっかけ注意:規模の経済(同一製品の量)との違いを明確に。多角化・シナジーの根拠となる。
  • 関連づけ:企業経営理論の多角化戦略・シナジー効果とも関連する横断論点。

事例・具体例

コンビニエンスストアが物販だけでなく公共料金の収納代行や宅配便の取次ぎを行うことは範囲の経済の活用例である。