ミクロ経済学
独占的競争
Monopolistic Competition
概要
多数の企業が差別化された製品で競争する市場構造。短期では超過利潤、長期では正常利潤。
詳細解説
独占的競争市場とは、多数の企業が存在するが各企業が製品差別化により一定の価格支配力を持つ市場構造である。完全競争と独占の中間的な性質をもつ。
短期的には超過利潤を得ることができるが、参入障壁が低いため新規参入が起こり、長期的には超過利潤がゼロとなる。長期均衡では需要曲線が平均費用曲線に接し、完全競争と比べて過剰生産能力が残る。
試験対策のポイント
- 暗記必須:多数企業+製品差別化。短期は超過利潤も可能だが、参入自由なため長期は正常利潤(利潤ゼロ)。
- 頻出ポイント:長期均衡でも価格>限界費用となり、生産能力に余剰(過剰設備)が残る点が特徴。
- ひっかけ注意:完全競争(同質財)との違いは製品差別化の有無。チェンバレン・ロビンソンが提唱。
事例・具体例
飲食店や小売業は差別化されたサービスで競争する独占的競争市場の例である。
提唱者・関連学者
エドワード・チェンバレンとジョーン・ロビンソンがそれぞれ独立に理論を発展させた。