ミクロ経済学
コースの定理
Coase Theorem
概要
取引費用がゼロであれば、当事者間の自発的交渉により外部性は効率的に解決されるという定理。
詳細解説
コースの定理は、取引費用がゼロで所有権が明確に定義されていれば、外部性の問題は当事者間の自発的な交渉によって効率的に解決され、初期の権利配分に関係なく資源配分はパレート最適になるという命題である。
ただし現実には取引費用がゼロであることは稀であり、当事者が多数の場合には交渉が困難であるため、ピグー税や排出権取引などの政策的介入が必要となる場合が多い。
試験対策のポイント
- 暗記必須:取引費用がゼロで権利が明確なら、当事者間の自発的交渉で効率的な資源配分が達成される(政府介入不要)。
- 頻出ポイント:結論は誰に権利を割り当てても効率性は同じ(ただし所得分配は変わる)。
- ひっかけ注意:現実には取引費用が大きい・当事者多数のため成立しにくい、という限界も問われる。
提唱者・関連学者
ロナルド・コースが1960年の論文で提示した。1991年にノーベル経済学賞を受賞した。