ミクロ経済学
外部性
Externality
概要
市場取引を介さずに他の経済主体に影響を与える効果。正の外部性と負の外部性がある。
詳細解説
外部性(外部効果)とは、ある経済主体の行動が市場メカニズムを通さずに他の経済主体に影響を与える現象をいう。外部不経済(負の外部性、公害など)と外部経済(正の外部性、教育の社会的便益など)がある。
外部性が存在すると、私的限界費用と社会的限界費用が乖離するため、市場均衡がパレート最適にならず市場の失敗が生じる。対処法としてピグー税・補助金やコースの定理に基づく交渉がある。
試験対策のポイント
- 暗記必須:正の外部性(教育・研究)は過少供給、負の外部性(公害)は過剰供給になる。
- 頻出ポイント:私的限界費用と社会的限界費用の乖離がポイント。市場の失敗の代表例。
- 関連づけ:是正策はピグー税(負の外部性に課税)・補助金(正の外部性に助成)、コースの定理(当事者交渉)。
事例・具体例
工場の排煙による大気汚染は負の外部性、養蜂業と果樹園の相互便益は正の外部性の例である。