企業経営理論 R08年度 第37問

第37問

マーケティング・リサーチに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. マーケティング・リサーチに当たっては、基本的に一次データの収集を検討するべきであり、二次データの採用は避けるべきである。なぜなら、二次データの入手には費用がかかるからである。
  2. マーケティング・リサーチにおける定性調査は、入手可能なサンプルのサイズが小さい場合や予算と時間が限られている場合に限られ、あくまでも定量調査に先立って行うべき手段と言える。したがって、科学的根拠に基づいた意思決定を行うためには、誤差の少ない定量調査で行うのが理想的である。
  3. マーケティング・リサーチの方法の 1 つに心理学で開発された参与観察というものがある。これは、参加者を観察することによって仮説をテストするためのデータを集める方法である。
  4. リッカート尺度で測定された製品の顧客満足度と顧客の性別とのクロス集計を用いて、両者の関連性の有無を確認するためには、カイ二乗検定を用いることができる。
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:エ(クロス集計の関連性はカイ二乗検定で確認)

マーケティング・リサーチのデータ種別・調査手法・統計手法を問う問題です。

  • ア(×):まず既存の二次データを活用し、不足を一次データで補うのが基本。二次データは安価で、避けるべきものではない。
  • イ(×):定性調査は定量調査の前段に限られず、それ自体が仮説発見や深い理解に有効。定量が常に理想というのは誤り。
  • ウ(×):参与観察は文化人類学・社会学で発達した手法で、仮説検証よりも探索的にデータを集める方法。「心理学で開発」「仮説をテスト」は不正確。
  • エ(○):リッカート尺度で測った満足度と性別のクロス集計で両者の関連の有無を確認するには、カイ二乗検定を用いることができる。正しい。

よって

#マーケティング戦略

← 企業経営理論の一覧へ戻る