企業経営理論 R08年度 第23問

第23問

人材の選抜方法の特性と効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 現実的な職務情報の事前開示(RJP)の目的は、仕事の魅力だけではなく厳しい側面も事前に応募者に伝えることで多くの優秀な応募者を獲得することであるが、リアリティショックによる早期離職を増大させる傾向がある。
  2. 構造化されていない面接では、面接担当者が自由な会話の流れに従って応募者の個性や能力を柔軟に引き出すため、構造化された面接と比べて、人材を評価する際にバイアスが生じにくい。
  3. 選抜方法における「妥当性」とは、ある選抜方法で同じ対象を同じ条件で繰り返し評価した場合に、一貫して同じ評価結果が得られる度合いを指す。
  4. リファラル採用では、組織の既存の従業員が知人や友人を自社の採用候補者として紹介するため、一般の公募と比較して応募者の多様性が高まりやすく、組織の同質化を防ぐ効果がある。
  5. ワークサンプルテストとは、現実の職務課題を模した条件下で、実際の職務から抽出された特定の課題を応募者に実演させ、入職時に必要とされる具体的な能力を現時点で保有しているかどうかを見極める選抜手法である。
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正解:

解答:オ(ワークサンプルテスト)

採用選抜手法の妥当性・信頼性や各手法の特性を問う問題です。

  • ア(×):RJP(現実的職務事前開示)は仕事の厳しい面も伝えて入社後のギャップを減らし、早期離職を「抑制」する。増大させるは誤り。
  • イ(×):構造化面接の方がバイアスは生じにくい。非構造化(自由会話)面接はむしろバイアスが生じやすい。
  • ウ(×):繰り返しで同じ結果が得られる度合いは「信頼性」。妥当性は測りたいものを正しく測れているかの度合い。
  • エ(×):リファラル採用は知人紹介のため似た属性が集まりやすく、むしろ組織の同質化を招きやすい。多様性向上とは限らない。
  • オ(○):ワークサンプルテストは、実際の職務から抽出した課題を模擬的に実演させ、必要な能力を現時点で保有するか見極める手法。正しい。

よって

#人的資源管理

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