企業経営理論 R08年度 第14問

第14問

階層と統制の範囲(span of control)に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、本問では、組織規模(人数)が一定である場合を前提とする。

  1. 管理者の統制の範囲を広げやすくする要因として、管理者の管理能力の向上、組織メンバーのスキルの向上、作業手順の標準化などがある。
  2. 管理者の統制の範囲を広げるためには、組織メンバーの裁量を抑え、意思決定を上位に集中することが有効である。
  3. 作業手順の標準化が進んでいる場合、統制の範囲を広げやすくなり、その結果、階層数は増加する。
  4. 組織メンバーのスキルが高くタスクが単純な場合、統制の範囲を狭く設定すれば、必要な管理者数を削減でき、階層数も減少する。
  5. タスクが複雑で例外対応が多い場合ほど、管理者が多様な状況を把握する必要があるため、統制の範囲を広く設定することが望ましい。
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正解:

解答:ア(能力向上・標準化が統制範囲を広げる)

統制の範囲とは、1人の管理者が直接管理できる部下の数です。組織人数が一定なら、統制範囲が広い(フラット)ほど階層は少なく、狭い(トール)ほど階層は多くなります。

  • ア(○):管理者の管理能力向上、メンバーのスキル向上、作業手順の標準化はいずれも管理負担を減らし、統制範囲を広げやすくする。正しい。
  • イ(×):意思決定を上位に集中(集権化)すると管理者の負担が増え、むしろ統制範囲は狭くなる。
  • ウ(×):標準化で統制範囲が広がると、階層数は減少する(増加ではない)。
  • エ(×):スキルが高くタスクが単純なら統制範囲は「広く」設定でき、管理者数と階層を減らせる。「狭く」が誤り。
  • オ(×):タスクが複雑で例外対応が多いほど、統制範囲は「狭く」すべき。「広く」は誤り。

よって

#組織構造

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