企業経営理論 R08年度 第12問

第12問

倫理に配慮した企業活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 2000 年 に 国 連 に よって 提 唱 さ れ た ミ レ ニ ア ム 開 発 目 標(MilleniumDevelopment Goals)では、発展途上国のみならず先進国もターゲットにし、政府や NGO、NPO、民間企業が一丸となって市場の限界に取り組むことが主張された。
  2. 3 Rとは、設計段階から廃棄物を出さないように製品やサービスをデザインすることであり、企業はそのような活動に取り組むことで、新しい商品やサービスが生まれるチャンスを得ることができる。
  3. 人権デュー・ディリジェンスとは、サプライチェーンの中に人権への悪影響を及ぼす要因がないかを確認し、ある場合はそれに対応し、その結果を評価・公表するというプロセスを、継続的に行うことである。
  4. トリプルボトムラインとは、企業が「経済」、「倫理」、「社会」の 3 つの軸を追求することによって、企業の長期的持続可能性が高まるという考え方である。
  5. フェアトレードは、市場の価格の変動に応じて価格を設定することで、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立に貢献する。
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:ウ(人権デュー・ディリジェンス)

倫理・CSR関連の用語の正確な理解を問う問題です。

  • ア(×):ミレニアム開発目標(MDGs)は主に発展途上国を対象とした目標。先進国も含め包括的にしたのは後継のSDGs。
  • イ(×):設計段階から廃棄物を出さない考え方はゼロ・エミッションやサーキュラーエコノミー。3R(リデュース・リユース・リサイクル)とは異なる。
  • ウ(○):人権デュー・ディリジェンスは、サプライチェーン上の人権リスクを特定・対応し、結果を評価・公表する一連のプロセスを継続的に行うこと。正しい。
  • エ(×):トリプルボトムラインは「経済・環境・社会」の3軸。「倫理」ではない。
  • オ(×):フェアトレードは市場変動に左右されず、生産者に一定以上の公正な価格を保証する仕組み。

よって

#企業統治・CSR

← 企業経営理論の一覧へ戻る