企業経営理論 R08年度 第9問

第9問

W. アバナシーと J. アッターバックの「生産性のジレンマモデル(A-Uモデル)」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 「生産性のジレンマ」とは、ドミナントデザインの成立と生産性の向上との間のトレードオフのことである。
  2. 産業が成熟するほど、製品イノベーションと工程イノベーションが同時に増加する。
  3. 産業の初期は製品イノベーションが支配的で、ドミナントデザインの登場を機に工程イノベーションが中心になっていく。
  4. ドミナントデザインとは技術的に最も優れた設計のことである。
  5. ドミナントデザインは、市場や生産ではなく、技術的な選択圧によって登場する。
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正解:

解答:ウ(ドミナントデザイン成立後に工程イノベーションが中心化)

A-Uモデル(生産性のジレンマ)は、製品イノベーションと工程(プロセス)イノベーションの時間的変化を説明します。

  • ア(×):生産性のジレンマとは、生産性向上(工程改善)が進むほど抜本的な製品イノベーションが起こりにくくなる硬直化を指す。「ドミナントデザインと生産性のトレードオフ」という説明は不正確。
  • イ(×):成熟期は製品イノベーションが減り工程イノベーションが中心になる。両方同時増加ではない。
  • ウ(○):産業初期は製品イノベーションが支配的で、ドミナントデザイン(業界標準の設計)の登場を機に工程イノベーションが中心へ移る。正しい。
  • エ(×):ドミナントデザインは技術的に最も優れた設計とは限らず、市場・生産の要因で選ばれる。
  • オ(×):ドミナントデザインは技術だけでなく市場や生産の選択圧により登場する。

よって

#技術経営・イノベーション

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