企業経営理論 R08年度 第8問

第8問

W. チャン・キムと R. モボルニュが提唱したブルー・オーシャン戦略の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. ブルー・オーシャン戦略では、業界で当然とされている要素を「取り除く」、その要素を業界標準よりも大胆に「増やす」、「減らす」、あるいは、業界内にはなかった要素を新たに「付け加える」という 4 つのアクションを通じて、低コストと差別化の同時実現を図る。
  2. ブルー・オーシャン戦略の中核となる「バリュー・イノベーション」とは、差別化を徹底して付加価値を高め、価格プレミアムでコスト増を吸収することで高収益を実現する考え方である。
  3. ブルー・オーシャン戦略は、技術的なイノベーションによってのみ達成されるものであり、製品の機能的価値を飛躍的に向上させるための先行的な研究開発投資が不可欠である。
  4. ブルー・オーシャン戦略は、競争を避けるために、既存市場の顧客ニーズを細分化し、大手が参入できない隙間部分に特化することで、局地的な独占状態を目指すものである。
  5. ブルー・オーシャン戦略は、市場における過当競争を解消するために、競合他社の買収や戦略的提携を積極的に行い、業界を再編して市場の支配力を高めるものである。
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正解:

解答:ア(ERRCで低コストと差別化の同時実現)

キム&モボルニュのブルー・オーシャン戦略は、競争のない未開拓市場を創造する戦略です。中核は「バリュー・イノベーション」=低コストと差別化を同時実現することにあります。

  • ア(○):「取り除く(Eliminate)・増やす(Raise)・減らす(Reduce)・付け加える(Create)」の4つのアクション(ERRCグリッド)で、低コストと差別化を同時に実現する。正しい。
  • イ(×):差別化を徹底し価格プレミアムでコスト増を吸収するのは差別化戦略。ブルー・オーシャンはコストも下げる。
  • ウ(×):技術革新だけで達成されるものではなく、既存要素の取捨選択でも実現できる。
  • エ(×):既存市場の隙間に特化するのはニッチ戦略。ブルー・オーシャンは新市場を創る。
  • オ(×):買収や提携による業界再編はレッド・オーシャン内の競争行動。

よって

#競争戦略

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