企業経営理論 R08年度 第6問

第6問

競争優位に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 競争戦略の実行に不可欠な独自の経営資源をもち、かつ製品市場において規模の経済性を実現できていれば、代替製品の出現は事業の収益性に影響を与えない。
  2. 経験効果による習熟度は業界の特性にかかわらず一定であるので、他社の累積生産量の増加に伴う単位当たりの費用の変化を推測することは可能である。
  3. 経験効果を利用したコストリーダーシップを追求する場合、競合企業よりも多くの累積生産量を継続的に達成することが有効である。
  4. 集中化戦略を追求するならば、スタック・イン・ザ・ミドルとならないよう、コスト優位と差別化優位をあきらめなければならない。
  5. 範囲の経済は、多角化を進めるときに発生することから、コスト優位に影響を与えない。
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正解:

解答:ウ(累積生産量の継続的達成が有効)

ポーターの競争戦略や経験曲線の理解を問う問題です。経験効果とは、累積生産量が倍増するごとに単位コストが一定割合で低下する現象で、コストリーダーシップの源泉になります。

  • ア(×):独自資源と規模の経済があっても、代替製品の出現は収益性に影響を与える(ファイブフォースの脅威)。
  • イ(×):習熟度(経験効果の程度)は業界特性により異なり一定ではない。また他社の累積量を正確に推測するのは困難。
  • ウ(○):経験効果によるコスト優位を得るには、競合より多くの累積生産量を継続的に達成することが有効。正しい。
  • エ(×):集中化戦略はコスト集中か差別化集中のいずれかを追求するもので、両優位をあきらめる必要はない。
  • オ(×):範囲の経済は資源共用でコスト優位に影響を与える。

よって

#競争戦略

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