企業経営理論 R08年度 第4問

第4問

以下の表は、事業Xについて、そこに参入している企業の現在の市場シェアや年平均成長率などの状況を示している。この表に基づいた、PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)の考え方に沿った記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、PPM の作図に当たっては、相対市場シェアの基準を1.0、市場成長率の基準を 10 % とする。

第4問の図
  1. A社にとって事業Xは現在「花形」なので、これ以上の事業投資を必要としない。
  2. B社とC社にとって事業Xは現在「問題児」なので、投資を行っていくべきか、売却するべきかの見極めが必要である。
  3. B社にとって事業Xは現在「金のなる木」なので、追加の事業投資を控え、収益性を最大化することが望ましい。
  4. C社にとって事業Xは現在「花形」であり、将来の「金のなる木」になる可能性が高い。
  5. D社にとって事業Xは現在「負け犬」なので、早急に撤退する必要がある。
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正解:

解答:イ(B社・C社は問題児)

PPMは縦軸「市場成長率」、横軸「相対市場シェア(自社シェア÷最大競合シェア)」で事業を4分類します。基準は相対シェア1.0、成長率10%。事業Xの市場成長率は15%で全社共通なので、全社が「高成長」に位置します。相対シェアは最大手A社(50%)が基準です。

  • A社:50÷30=1.67(高シェア)×高成長=花形

  • B社:30÷50=0.6(低シェア)×高成長=問題児

  • C社:15÷50=0.3(低シェア)×高成長=問題児

  • D社:5÷50=0.1(低シェア)×高成長=問題児

  • ア(×):A社は花形。花形は成長維持のため投資が必要。

  • イ(○):B社・C社は問題児。投資して花形化を目指すか売却かの見極めが必要。正しい。

  • ウ(×):B社は問題児で、金のなる木ではない。

  • エ(×):C社は低シェアで問題児。花形ではない。

  • オ(×):D社は高成長市場の問題児。負け犬(低成長・低シェア)ではない。

よって

#経営戦略・全社戦略

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