経営情報システム R08年度 第11問

第11問

IT 投資対象には、基幹業務システムや IT 基盤の整備、また、新事業創出に向けた情報システム構築のようにさまざまなものがある。そのため、IT 投資評価の視点は、個別プロジェクトの評価、投資案件全体の評価、ならびに IT 組織の成熟度評価など多岐にわたる。下記の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. BSC の 4 つの視点の因果関係を視覚化したフレームワークに戦略マップがあり、「財務→内部プロセス→顧客→学習と成長」の順にパスを描くことで、個別プロジェクトと財務成果の因果関係を視覚化できる。
  2. CMMI に基づく組織成熟度の第 4 段階は、業務やプロジェクトを遂行する際のプロセスが最適化されてはいないものの、定量的な管理がなされている状態である。
  3. COBIT において、EDM(Evaluate, Direct and Monitor)は個別プロジェクトの IT 投資評価手法である。
  4. ISMS は情報システムが企画・開発されてから、運用・保守を経て、最終的に廃棄されるまでのシステムライフサイクル全体における、IT 投資の財務的評価を行うフレームワークである。
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正解:

解答:イ(要点)

IT投資評価に関わる各フレームワークの理解を問う問題です。

  • ア(×):戦略マップの因果の流れは「学習と成長→内部プロセス→顧客→財務」の順。設問は順序が逆で誤り。
  • イ(○):CMMIの成熟度レベル4は「定量的に管理された」段階で、プロセスを数値で管理する状態。最適化(改善が回る状態)はレベル5。正しい。
  • ウ(×):COBITのEDM(評価・指示・モニタリング)はガバナンス領域の枠組みで、個別プロジェクトの投資評価手法ではない。
  • エ(×):ISMSは情報セキュリティマネジメントの仕組みで、IT投資の財務的評価を行うものではない。
#経営情報・IT戦略

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