中小企業経営・中小企業政策 R08年度 第19問

第19問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。中小企業基本法第 2 条では、「この法律に基づいて講ずる国の施策の対象とする中小企業者は、おおむね次の各号に掲げるものとし、その範囲は、これらの施策が①次条の基本理念の実現を図るため効率的に実施されるように施策ごとに定めるものとする。」と明記している。また、第 5 条では、「政府は、次に掲げる基本方針に基づき、中小企業に関する②施策を講ずるものとする。」としている。

設問1

文中の下線部①の「おおむね次の各号に掲げるもの」として定められた中小企業者に含まれる企業の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。a 常時使用する従業員の数が 60 人の婦人服卸売業(資本金 1 億円の株式会社)b 常時使用する従業員の数が 80 人のスーパーマーケット(資本金 1 億円の株式会社)c 常時使用する従業員の数が 110 人の貨物自動車運送業(資本金 8,000 万円の株式会社)

  1. aとb
  2. aとbとc
  3. aとc
  4. bとc

設問2

文中の下線部②の「基本方針」として、最も不適切なものはどれか。

  1. 経営管理者の能力向上等により、中小企業の経営管理の合理化を図ること。
  2. 経済的社会的環境の変化に即応し、中小企業の経営の安定を図ること、事業の転換の円滑化を図ること等により、その変化への適応の円滑化を図ること。
  3. 中小企業者の経営の革新及び創業の促進並びに創造的な事業活動の促進を図ること。
  4. 中小企業に対する資金の供給の円滑化及び中小企業の自己資本の充実を図ること。
  5. 中小企業の経営資源の確保の円滑化を図ること、中小企業に関する取引の適正化を図ること等により、中小企業の経営基盤の強化を図ること。
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=ウ、設問2=ア

中小企業基本法の中小企業者の範囲(第2条)と基本方針(第5条)。

設問1(中小企業者に含まれる企業):正解 ウ

業種別基準は、卸売業=資本金1億円以下または従業員100人以下、小売業=資本金5,000万円以下または従業員50人以下、製造業その他(運送業を含む)=資本金3億円以下または従業員300人以下。

  • a:婦人服卸売業(資本金1億円・従業員60人)→ 資本金・従業員とも該当し中小企業者
  • b:スーパー=小売業(資本金1億円・従業員80人)→ 資本金5,000万円超かつ従業員50人超で非該当
  • c:貨物自動車運送業(資本金8,000万円・従業員110人)→ 資本金3億円以下で中小企業者。 よって a と c の

設問2(基本方針として不適切):正解 ア

第5条の基本方針は、(1)経営革新・創業の促進、(2)経営基盤の強化、(3)経済的社会的環境変化への適応円滑化、(4)資金供給の円滑化・自己資本の充実、の4本柱。ア「経営管理の合理化」は基本方針に含まれず不適切。よって

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