経営法務 R07年度 第22問

第22問

遺留分に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 遺留分侵害額請求権は、裁判外で行使することも可能である。
  2. 遺留分侵害額請求権は、相続開始の時から1年以内に行使しなければ、時効に よって消滅する。
  3. 相続の開始後における遺留分の放棄は、家庭裁判所の許可を受けたときに限 り、その効力を生ずる。
  4. 被相続人の兄弟姉妹は、被相続人の相続について遺留分を有する。
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正解:

解答:ア

遺留分(民法1042条以下)。遺留分侵害額請求権の行使方法・期間制限・放棄・権利者の範囲。

  • ア(○):遺留分侵害額請求権は形成権であり、必ずしも訴えによる必要はなく、裁判外で(意思表示により)行使することができる(判例・通説)。正しい。
  • イ(×):遺留分侵害額請求権は、遺留分権利者が相続開始および遺留分侵害の贈与・遺贈を「知った時から1年」で時効消滅する(1048条前段)。「相続開始の時から1年」ではないので誤り(相続開始から10年の除斥期間は別途あり)。
  • ウ(×):家庭裁判所の許可が要件となるのは「相続開始前」の遺留分放棄である(1049条1項)。相続開始後の放棄は許可不要で自由にできるため誤り。
  • エ(×):遺留分を有するのは兄弟姉妹以外の相続人(配偶者・子・直系尊属)に限られる(1042条1項)。兄弟姉妹に遺留分はないので誤り。

よって

#民法・契約・PL

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