経営法務 R07年度 第18問

第18問

保証に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 3,000 万円の主たる債務について3人の連帯保証人がいる場合、各連帯保証人 はそれぞれ1,000 万円の限度で連帯保証債務を負う。
  2. 事業のために負担した貸金債務を主たる債務とする保証契約は、主たる債務者 の配偶者であって、主たる債務者が行う事業に現に従事していない者が保証人に なろうとする場合には、保証債務を履行する意思が公正証書で表示されていなく とも、その効力を生じる。
  3. 主たる債務者が破産し、免責許可決定が確定した場合、保証人はその責任を免 れる。
  4. 主たる債務について違約金の定めがない場合であっても、債権者と保証人の間 で保証債務についてのみ、違約金の定めをすることができる。
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正解:

解答:エ

保証(民法446条以下)の各論点。連帯保証・事業性貸金の保証意思宣明公正証書・付従性・違約金。

  • ア(×):連帯保証人には分別の利益がない。各連帯保証人は主たる債務全額(3,000万円)について保証債務を負い、1,000万円に限定されるわけではない。誤り。
  • イ(×):事業のために負担した貸金等債務の保証契約は、原則として保証意思を表示した公正証書(保証意思宣明公正証書)の作成がなければ効力を生じない(465条の6)。配偶者の例外(465条の9)は「主たる債務者が行う事業に現に従事している配偶者」に限られ、現に従事していない配偶者は例外に当たらず公正証書が必要。誤り。
  • ウ(×):主たる債務者が免責許可決定を受けても、保証人の責任には影響しない。保証はまさに主債務者の無資力に備えるものであり、保証人は責任を免れない。誤り。
  • エ(○):保証人は、主たる債務に関する違約金・損害賠償について保証することができ、また保証債務についてのみ違約金・損害賠償の額を約定できる(447条2項)。正しい。

よって

#民法・契約・PL

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