第5問
他社からの買収に対応する企業Aの行動に関する記述として、最も適切なものは どれか。
- ア 「ゴールデンパラシュート」を導入し、経営陣が既存株主から自社の株式を直接 購入して上場を廃止しようとする。
- イ 自社の重要な資産をあらかじめ売却する「サメ除け」を行う。
- ウ 買収企業が保有する企業Aの株式を、市場価格よりも高い価格で全て買い取ろ うとする「パックマン戦法」を行う。
- エ 買収企業による企業Aの株式の大量買付に備えて、買収企業以外の既存株主が 新株を市場価格より安く取得できるなどの権利を事前に与える「ポイズンピル」を 導入する。
- オ 買収企業を逆に買収しようとする「ホワイトナイト」を探す。
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正解:エ
解答:エ
敵対的買収への防衛策の名称と内容の正確な対応を問う。
- ア(×):記述の内容(経営陣が株式を買い集め非上場化)はMBO/マネジメント・バイアウトの説明。「ゴールデンパラシュート」は経営陣の退職金を高額にして買収コストを引き上げる手法で、定義が一致しない。
- イ(×):重要資産を事前売却して買収魅力を下げる手法は「クラウンジュエル(焦土作戦)」。「サメ除け(shark repellent)」は買収を妨げる定款変更等の総称で、定義が一致しない。
- ウ(×):高値で買い戻す手法は「グリーンメール(自社株の買い戻し)」に近い。「パックマン戦法」は標的企業が逆に買収企業を買収しに行く防衛策で、定義が一致しない。
- エ(○):「ポイズンピル(毒薬条項)」は、買収者以外の既存株主に市場価格より安く新株を取得できる権利を事前付与し、買収者の持株比率を希薄化させる防衛策。記述は正しい。
- オ(×):買収企業を逆に買収しようとするのは「パックマン戦法」。「ホワイトナイト」は友好的な第三者(白馬の騎士)に支援・買収してもらう策で、定義が入れ替わっている。
よって エ。