第18問
リーダーシップの条件適合理論の1つであるパス・ゴール理論に関する記述とし て、最も適切なものはどれか。
- ア 自分の行動とその結果を自分自身が統制していると考える部下は、リーダーか ら意思決定に関して相談されたり提案を求められたりすることに強い満足を得る 傾向がある。
- イ タスクの内容と達成方法を具体的に指示するリーダーシップは、部下のタスク が曖昧な場合よりも高度に構造化されている場合の方が、部下の満足度を高めや すい。
- ウ タスクを遂行する自らの能力が高いと認識する部下ほど、タスクの内容や達成 方法を具体的に指示するリーダーシップに対する満足度が高くなる。
- エ 部下の感情面への配慮を示すリーダーシップは、タスクを遂行すること自体か ら得られる部下の満足度が低い場合よりも高い場合の方が、部下の満足度を高め やすい。
- オ リーダーは、自らの性格的な特性に応じて、指示型、支援型、参加型、達成志 向型のいずれかの行動スタイルをとることで部下の満足度を高められる。
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正解:ア
解答:ア
ハウスのパス・ゴール理論。有効なリーダー行動(指示型・支援型・参加型・達成志向型)は部下の特性と環境(タスク構造)に応じて変わる。
- ア(○):内的統制型(結果を自分で統制すると考える)の部下は、参加型リーダーシップ(相談・提案を求められること)に強い満足を得る。理論に整合し適切。
- イ(×):具体的に指示する指示型は、タスクが曖昧で不確実な場合に有効。「高度に構造化されている場合の方が満足度が高い」は逆で、構造化済みなら指示は冗長で満足度を下げる。
- ウ(×):能力が高いと認識する部下には細かな指示型は不要で、むしろ満足度を下げる。「能力が高いほど指示型の満足度が高い」は逆。
- エ(×):支援型(感情面への配慮)は、タスク自体から得る満足が低い・ストレスが高い場合にこそ有効。「満足度が高い場合の方が高めやすい」は逆で誤り。
- オ(×):パス・ゴール理論はリーダーが状況に応じて行動スタイルを使い分けられると考える。「性格特性に応じていずれか一つをとる」は特性論的で、理論の趣旨に反する。
よって ア。