第2問
J. B. バーニーが提唱した「VRIO フレームワーク」に則った記述として、最も適切 なものはどれか。
- ア 外部環境の機会を適切に捉えた価値がある経営資源であれば、業界内において 希少でなくても、持続的な競争優位の源泉となる。
- イ 価値があり、業界内において希少で、別の経営資源で代替される可能性が少な い経営資源を保有していても、それが組織体制とコンフリクトを起こすようであ れば、組織体制を変更せずに経営資源を見直さなければならない。
- ウ 価値が高く、業界内で希少な経営資源では、一時的な競争優位を得ることはで きない。
- エ 業界内で模倣困難かつ希少で価値ある経営資源を有していても、競争優位性を 持続的に確立できないことがある。
▼ 解答・解説を見る
正解:エ
解答:エ
VRIOは経済価値(Value)・希少性(Rarity)・模倣困難性(Inimitability)・組織(Organization)の4要件で競争優位を診断する。4つすべてを満たして初めて持続的競争優位となる。
- ア(×):価値があっても希少でなければ多数の企業が同様の資源を持つため、競争均衡にとどまり競争優位の源泉にならない。「希少でなくても持続的優位」は誤り。
- イ(×):価値・希少・模倣困難を満たす資源があるのに組織が活用できないなら、見直すべきは資源ではなく組織体制(O)である。「組織体制を変更せず経営資源を見直す」は本末転倒。
- ウ(×):価値が高く希少な資源があれば、模倣困難でなくとも少なくとも一時的な競争優位は得られる。「一時的な競争優位を得ることはできない」は誤り。
- エ(○):模倣困難・希少・価値を満たしても、それを活用する組織(O)が伴わなければ競争優位を持続的に確立できない。VRIOで組織要件の重要性を正しく述べている。
よって エ。