第10問
自然失業率仮説に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から 選べ。 a 自然失業率は、現実のインフレ率と期待インフレ率が等しいときの失業率であ る。 b 現実の失業率が自然失業率よりも高いとき、現実のインフレ率は期待インフレ 率よりも高くなる。 c 自然失業率仮説によると、短期的には失業とインフレ率の間にトレード・オフ の関係は存在しない。 d 自然失業率仮説によると、長期的には失業とインフレ率の間にトレード・オフ の関係は存在しない。
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd
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正解:イ
解答:イ
フリードマンらの自然失業率仮説。短期フィリップス曲線は期待インフレ率を所与として右下がり(失業とインフレにトレード・オフあり)だが、長期では人々の期待が実現値に修正され、長期フィリップス曲線は自然失業率の水準で垂直になる(トレード・オフは消失)。
- a(○):自然失業率は、現実のインフレ率と期待インフレ率が一致しているときに成立する失業率である。正しい。
- b(×):現実の失業率が自然失業率より高い(景気が悪い)とき、現実のインフレ率は期待インフレ率より低くなる。「高くなる」は逆で誤り。
- c(×):短期的には失業とインフレ率の間にトレード・オフ関係が存在する。「存在しない」は誤り。
- d(○):長期的には期待が調整され、フィリップス曲線は垂直となるため、失業とインフレ率のトレード・オフは存在しない。正しい。
正しいのはaとdの組合せ。
よって イ。