第9問
特許法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 専用実施権者は、自己の専用実施権を侵害する者又は侵害するおそれがある者 に対して、その侵害の停止又は予防を請求することができない。
- イ 特許権が共有に係るときは、各共有者は、契約で別段の定をした場合を除き、 他の共有者の同意を得ないでその特許発明の実施をすることができる。
- ウ 特許権者がその特許権について、専用実施権を設定し、その専用実施権の登録 がなされた場合、当該設定行為で定めた範囲内において、特許権者と専用実施権 者とは、業としてその特許発明の実施をする権利を共有する。
- エ 未成年者は特許を受ける権利の権利主体となることができない。
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正解:イ
解答:イ
特許権の効力・共有・主体に関する基礎知識。
- ア(×):専用実施権者は、侵害者・侵害のおそれがある者に対し差止請求(侵害の停止・予防)をすることができる(特許法100条1項)。「できない」は誤り。
- イ(○):特許権が共有のとき、各共有者は契約で別段の定めをした場合を除き、他の共有者の同意を得ないで特許発明を自ら実施できる(特許法73条2項)。
- ウ(×):専用実施権を設定し登録した場合、その範囲では専用実施権者のみが業として実施する権利を専有し、特許権者自身は実施できなくなる(77条2項)。「特許権者と専用実施権者が共有する」は誤り。
- エ(×):未成年者も特許を受ける権利の主体となれる(権利能力は年齢を問わない。行為能力の制限はあるが権利主体性は否定されない)。
よって イ。