企業経営理論 R01年度 第6問

第6問

「業界の構造分析」の枠組みに基づいて想定される、既存企業間での対抗度に関す る予測として、最も適切なものはどれか。

  1. 業界の成長率が高いと、製品市場での競合が激化して、業界全体の潜在的な収 益性は低くなる。
  2. 顧客側で生じるスイッチングコストが高い業界では、製品市場での競合が緩和 されて、業界全体の潜在的な収益性は高くなる。
  3. 固定費が高い業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な 収益性は高くなる。
  4. 事業戦略の方向性という点で、多様なバックグラウンドを有する企業が事業を 展開する業界では、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益性 は高くなる。
  5. 退出障壁が高いと、製品市場での競合が緩和されて、業界全体の潜在的な収益 性は高くなる。
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正解:

解答:イ

ポーターの5フォース「既存企業間の対抗度」。対抗度が高まる(=競合激化→収益性低下)要因と、緩和される(=収益性向上)要因の方向を正しく判定できるかが要点。

  • ア(×):業界の成長率が高いと各社が需要拡大で成長を享受でき競合は緩和され、潜在的収益性は高くなる。記述は逆。
  • イ(○):買い手のスイッチングコストが高いと顧客が乗り換えにくく、奪い合いが起きにくいため競合が緩和され、業界の潜在的収益性は高くなる。最も適切。
  • ウ(×):固定費が高い業界は稼働率維持のため値下げ競争に陥りやすく、競合は激化して収益性は低くなる。記述は逆。
  • エ(×):多様なバックグラウンドの企業が混在すると戦略や行動が読みにくく競争が予測困難・激化しやすいため、収益性は低くなる。記述は逆。
  • オ(×):退出障壁が高いと不採算企業も残存し過当競争となり、競合は激化して収益性は低くなる。記述は逆。

よって

#競争戦略

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