企業経営理論 R01年度 第3問

第3問

次の文中の空欄A~Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の 解答群から選べ。 アンゾフは、環境変化が激しく、企業が決定すべき選択肢の評価基準も与えられ ていない高度に不確実な状況を、 A という概念で捉え、 A の状況 下において、企業が取り組むべき問題を確定させ、その問題解決の方向性を探求す ることを経営戦略論の固有の課題と示した。 その上で、企業が行っている意思決定を、 B 的意思決定、 C 的 意思決定、そして D 的意思決定に分類した。 B 的意思決定は、現 行の業務の収益性の最大化を目的とするもの、 C 的意思決定は、最大の業 績が生み出せるように企業の資源を組織化するもの、 D 的意思決定は、将 来どのような業種に進出すべきかなどに関するものである。

  1. A:非対称情報  B:業務  C:組織  D:戦略
  2. A:非対称情報  B:日常  C:管理  D:計画
  3. A:非対称情報  B:日常  C:組織  D:長期
  4. A:部分的無知  B:業務  C:管理  D:戦略
  5. A:部分的無知  B:業務  C:戦略  D:長期
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:エ

アンゾフの戦略論の基礎概念。高度に不確実な状況を「部分的無知(partial ignorance)」と呼び、意思決定を「戦略的・管理的・業務的」の3階層に分けた点が出題ポイント。

  • A=部分的無知:環境変化が激しく選択肢の評価基準すら与えられない状況をこう表現した。「非対称情報」は情報経済学の概念で誤り。
  • B=業務(的意思決定):現行業務の収益性最大化を目的とする日常レベルの意思決定。
  • C=管理(的意思決定):最大の業績を生むよう企業の資源を組織化する意思決定。
  • D=戦略(的意思決定):将来どの業種に進出すべきかなど、企業と環境の関係を定める意思決定。
  • したがって A:部分的無知、B:業務、C:管理、D:戦略 の組み合わせとなるが正解。ア・イ・ウはAが「非対称情報」で誤り、オはC・Dが「戦略・長期」で3分類に合わない。

よって

#経営戦略・全社戦略

← 企業経営理論の一覧へ戻る