中小企業経営・中小企業政策 R01年度 第9問

第9問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 わが国の中小企業の設備投資は緩やかな増加傾向にある。内閣府・財務省「法人 企業景気予測調査」に基づき、2007 年度と2017 年度について、中小企業の投資目 的(投資目的別の設備投資スタンス)を比較した場合(複数回答)、「維持更新」とする 回答割合は A 、「生産(販売)能力の拡大」とする回答割合は B して いる。 また、財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、1990 年度から2016 年度の期間 について、企業規模別設備年齢の推移を見た場合、大企業と中小企業の設備年齢の 差は拡大している。 なお、ここでは大企業は資本金10 億円以上の企業、中小企業は資本金1 千万円 以上1 億円未満の企業とする。

設問1

文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A:減少  B:減少
  2. A:減少  B:増加
  3. A:増加  B:減少
  4. A:増加  B:増加

設問2

文中の下線部に関して、財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、1990 年度 から2016 年度の期間について、企業規模別設備年齢の推移を見た場合の記述と して、最も適切なものはどれか。

  1. 大企業、中小企業とも上昇傾向にある。
  2. 大企業、中小企業とも低下傾向にある。
  3. 大企業は上昇傾向、中小企業は低下傾向にある。
  4. 大企業は低下傾向、中小企業は上昇傾向にある。
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=ウ、設問2=ア

中小企業の投資目的の変化と、規模別の設備年齢(設備の古さ)の推移をみる問題。

設問1(空欄AB/2007年度→2017年度の投資スタンス)

  • リーマン後の慎重姿勢を経て、近年は前向き投資が増えている。守りの「維持更新」とする割合は増加し、攻めの「生産(販売)能力の拡大」とする割合は減少している(複数回答での比較)。
  • ア:×。A=減少が誤り。
  • イ:×。A=減少、B=増加とも逆。
  • ウ:○。A=増加、B=減少。
  • エ:×。B=増加が誤り。

設問2(設備年齢の推移/1990年度→2016年度)

  • 設備投資が長く抑制されてきたため、大企業・中小企業とも設備年齢は上昇(設備の老朽化が進行)傾向にあり、両者の差は拡大している。
  • ア:○。大企業、中小企業とも上昇傾向。
  • イ:×。低下傾向は誤り。
  • ウ・エ:×。一方のみ上昇・他方低下とする点が誤り。

よって 設問1=ウ、設問2=ア。

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