第20問
市場の効率性に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア ウィーク型仮説とは、現在の株価は、過去の株価、取引高などを織り込んでい る結果、過去のデータから、将来の株価の変動を予測することは不可能であると する仮説である。
- イ 効率的市場仮説とは、情報が即座に価格に織り込まれることを通じて、市場で は効率的な価格形成が達成されているとする仮説である。
- ウ 資本市場における取引上の効率性とは、手数料、税金、制度、法律などの面で 取引を円滑に実施するための取引システム全般が機能しているかどうかを意味す る。
- エ セミストロング型仮説とは、市場の効率性は限定的であるので、ファンダメン タル分析を使って超過収益獲得の機会が存在することを示す仮説である。
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正解:エ
解答:エ
効率的市場仮説は、利用可能な情報の範囲に応じてウィーク型・セミストロング型・ストロング型に分類される。最も不適切なものを選ぶ。
- ア(○・適切):ウィーク型は、過去の株価・取引高などの情報は既に株価に織り込まれており、過去データから将来の株価変動を予測できないとする仮説。テクニカル分析は無効となる。正しい。
- イ(○・適切):効率的市場仮説は、情報が即座に価格に反映されることで効率的な価格形成が達成されるとする。正しい。
- ウ(○・適切):取引上の効率性は、手数料・税金・制度・法律など取引システム全般が円滑に機能しているかを指す。正しい。
- エ(×・不適切):セミストロング型は、過去情報に加え公表済みのすべての情報が即座に株価に織り込まれ、公開情報に基づくファンダメンタル分析では超過収益を得られないとする仮説である。「市場の効率性は限定的でファンダメンタル分析で超過収益が得られる」とするのは誤り。
よって最も不適切なものは エ。