第14問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 中小企業基本法は、中小企業施策について、基本理念・基本方針等を定めてい る。同法の基本理念では、中小企業を「多様な事業の分野において特色ある事業活 動を行い、多様な就業の機会を提供し、個人がその能力を発揮しつつ事業を行う機 会を提供することにより A 」と位置付けている。 また、小規模企業は、「 B 事業活動を行い、就業の機会を提供する」な ど、地域経済の安定・地域住民の生活の向上及び交流の促進に寄与するとともに、 「 C 事業活動を行い、新たな産業を創出する」など、将来における我が国経 済社会の発展に寄与する、という2つの重要な意義を有するとしている。
設問1
文中の下線部の中小企業基本法に基づく、中小企業者と小規模企業者の範囲に 関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選 べ。 a 資本金1 億円で従業員数が50 人の食品卸売業者は中小企業者の範囲に含ま れ、資本金1千万円で従業員数5 人の食品卸売業者は小規模企業者の範囲に含 まれる。 b 資本金5 億円で従業員数が200 人の食品製造業者は中小企業者の範囲に含ま れ、資本金1 千万円で従業員数30 人の食品製造業者は小規模企業者の範囲に 含まれる。
- ア a:正 b:正
- イ a:正 b:誤
- ウ a:誤 b:正
- エ a:誤 b:誤
設問2
文中の空欄Aに入る語句として、最も適切なものはどれか。
- ア 国民経済の健全な発展に寄与している
- イ 国民生活の向上に寄与している
- ウ 我が国の経済の基盤を形成している
- エ 我が国の経済の多様な需要に対応している
設問3
文中の空欄BとCに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア B:創意工夫を生かした C:環境の変化に応じた
- イ B:創意工夫を生かした C:創造的な
- ウ B:地域の特色を生かした C:環境の変化に応じた
- エ B:地域の特色を生かした C:創造的な
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正解: 設問1 イ 設問2 ウ 設問3 エ
解答:設問1=イ、設問2=ウ、設問3=エ
中小企業基本法の定義と基本理念・小規模企業の意義を問う条文問題。
設問1(中小企業者・小規模企業者の範囲) 卸売業の中小企業者は資本金1億円以下または従業員100人以下。小規模企業者は卸売業・小売業・サービス業で従業員5人以下、製造業その他で20人以下。
- a:正。資本金1億円・従業員50人の食品卸売業は中小企業者(資本金または従業員のいずれかを満たす)。資本金1千万円・従業員5人の食品卸売業は小規模企業者(卸売業は従業員5人以下)。
- b:誤。資本金5億円・従業員200人の食品製造業は、製造業の中小企業(資本金3億円以下または従業員300人以下)に該当せず(従業員は満たすが…実際は従業員300人以下で中小に該当する)。なお誤りの主因は後段で、従業員30人の製造業は小規模企業者(20人以下)に該当しないため。
- ア × a正・b正は誤り。
- イ ○ a:正/b:誤。
- ウ × a誤は誤り。
- エ × a誤は誤り。
設問2(基本理念の空欄A) 基本理念では中小企業を「国民経済の健全な発展に寄与している」ではなく、多様な事業活動・就業機会の提供等により「我が国の経済の基盤を形成している」と位置付ける。
- ア × 国民経済の健全な発展に寄与は政策の目的部分の表現。
- イ × 国民生活の向上は誤り。
- ウ ○ 我が国の経済の基盤を形成している。
- エ × 多様な需要に対応は誤り。
設問3(小規模企業の意義B・C) 小規模企業は「地域の特色を生かした」事業活動で地域経済の安定に寄与し、「創造的な」事業活動で新産業を創出し将来の経済社会発展に寄与する、と位置付けられている。
- ア × B創意工夫・C環境の変化が誤り。
- イ × B創意工夫が誤り。
- ウ × C環境の変化が誤り。
- エ ○ B:地域の特色を生かした/C:創造的な。
よって 設問1=イ、設問2=ウ、設問3=エ。