中小企業経営・中小企業政策 H30年度 第11問

第11問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 中小企業の新事業展開の実施状況を、中小企業庁「中小企業の成長に向けた事業 戦略等に関する調査(2016 年11 月)」に基づき見た場合、「新市場開拓(新市場で既 存製品・サービスを展開)」、「新製品開発(既存市場で新製品・サービスを開発・展 開)」、「多角化(既存事業を継続しつつ新市場で新製品・サービスを展開)」、「事業 転換(既存事業を縮小・廃止しつつ新市場で新製品・サービスを展開)」のうち、「新 製品開発」を実施していると回答する企業の割合が最も高い。 他方で、新事業展開を実施していない企業の抱える課題について見た場合(複数 回答)、「必要な技術・ノウハウを持つ人材不足」 「必要なコスト負担の大きさ」 「適切 な相談相手が見つからない」のうち、 A とする回答企業割合が最も高く、 B の回答企業割合が最も低い。

設問1

文中の下線部について、「新製品開発」以外の「新市場開拓」 「多角化」 「事業転換」 の実施状況を見た場合、実施割合が高いものから低いものへと並べた組み合わせ として、最も適切なものはどれか。

  1. 新市場開拓 - 事業転換  - 多角化
  2. 新市場開拓 - 多角化   - 事業転換
  3. 事業転換  - 新市場開拓 - 多角化
  4. 事業転換  - 多角化   - 新市場開拓
  5. 多角化   - 事業転換  - 新市場開拓

設問2

文中の空欄A とB に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A:適切な相談相手が見つからない B:必要な技術・ノウハウを持つ人材不足
  2. A:必要な技術・ノウハウを持つ人材不足 B:適切な相談相手が見つからない
  3. A:必要な技術・ノウハウを持つ人材不足 B:必要なコスト負担の大きさ
  4. A:必要なコスト負担の大きさ B:必要な技術・ノウハウを持つ人材不足
  5. A:必要なコスト負担の大きさ B:適切な相談相手が見つからない
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=イ、設問2=イ

中小企業の新事業展開の実施状況と、未実施企業の抱える課題を問う統計問題。アンソフの成長ベクトルに対応した4類型が論点。

設問1(新製品開発を除く実施割合の順) 最も多いのは「新製品開発」(既存市場×新製品)。次いで、既存製品を新市場へ展開する「新市場開拓」が多く、リスクの高い「多角化」「事業転換」は少ない。

  • ア × 多角化と事業転換の順が逆。
  • イ ○ 新市場開拓 > 多角化 > 事業転換。
  • ウ × 事業転換が最上位は誤り。
  • エ × 事業転換が最上位は誤り。
  • オ × 多角化が最上位は誤り。

設問2(未実施企業の課題=A最多/B最少) 最も多い課題は「必要な技術・ノウハウを持つ人材不足」、最も少ないのは「適切な相談相手が見つからない」。

  • ア × A・Bが逆。
  • イ ○ A:必要な技術・ノウハウを持つ人材不足/B:適切な相談相手が見つからない。
  • ウ × Bがコスト負担は誤り(コスト負担は中位)。
  • エ × Aがコスト負担は誤り。
  • オ × Aがコスト負担は誤り。

よって 設問1=イ、設問2=イ。

#雇用・人材

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