第5問
需給ギャップGDP ギャップは景気や物価の動向を把握するための有効な指標 であり、マクロ経済政策の判断において重要な役割を果たしている。日本では、内 閣府や日本銀行などがこれを推計し、公表している。 需給ギャップに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア ークンの法則によれば、需給ギャップがプラスのとき、雇用市場は過少雇用 の状態にあると考えられる。
- イ 需給ギャップのプラスが拡大しているとき、物価はディスインフレーションの 状態にあると考えられる。
- ウ 需給ギャップのマイナスが拡大しているとき、景気は後退していると考えられ る。
- エ 需給ギャップは、潜在GDP 安実際のGDP 実際のGDP によって計算される。 DKJC-1A
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正解:ウ
解答:ウ
需給ギャップ(GDPギャップ)=(実際のGDP-潜在GDP)÷潜在GDP で定義される。プラスは需要超過(インフレ圧力・人手不足)、マイナスは需要不足(デフレ圧力・遊休資源)を意味する。
- ア(×):オークンの法則は失業率とGDPの関係を示す経験則。需給ギャップがプラス(需要超過)のとき雇用は逼迫し「過剰雇用」気味になるのであって、過少雇用ではない。
- イ(×):需給ギャップのプラス拡大は需要超過の拡大であり、インフレ圧力(物価上昇圧力)が強まる局面。物価上昇率が鈍化するディスインフレーションではない。
- ウ(○):需給ギャップのマイナス拡大は需要不足の拡大であり、生産・所得が落ち込む景気後退局面と整合する。
- エ(×):定義式は(実際のGDP-潜在GDP)÷潜在GDP。「潜在GDP安実際のGDP実際のGDP」という記述は分子・分母とも誤り。
よって ウ。