第1問
ある機械加工職場における生産リードタイムの短縮を目指した改善活動に関する 記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア 処理を開始してすべての処理を完了するまでの総所要時間を短くするために、 ディスパッチングルールを変更した。
- イ 流れ線図を作成し、「設備間の距離庵物流量の総和」を計算してレイアウトを変 更した。
- ウ 納期管理を徹底するために、PERT を使ってロットサイズを変更した。
- エ マンマシンチャートを作成し、作業者の作業手順を変更した。
▼ 解答・解説を見る
正解:ウ
解答:ウ
生産リードタイム短縮を目的とした改善活動について、手法と目的の対応の妥当性を問う問題。手法が目的にかみ合っているかを判断する。
- ア(○):ディスパッチングルール(作業順序の決定ルール、ジョブの優先順位づけ)の変更は、処理の開始から完了までの総所要時間(メイクスパン)を左右する。優先順位の付け方を見直すことでリードタイム短縮を図るのは適切。
- イ(○):流れ線図を作成し「設備間の距離×物流量の総和」を最小化するようレイアウトを変更するのは、運搬・移動時間の削減につながり、リードタイム短縮の手法として適切(SLPの考え方)。
- ウ(×):PERT は作業の先行関係から日程・クリティカルパスを分析する日程計画手法であり、ロットサイズの決定・変更を行うための手法ではない。ロットサイズの決定とPERTは目的・手段の対応が不適切。
- エ(○):マンマシンチャート(人・機械の稼働を時系列で示す連合作業分析)を作成して作業者の作業手順を見直すことは、手待ちや空き時間の削減につながり、リードタイム短縮の手法として適切。
よって ウ。