第20問
360 度評価は、上司が部下を評価するだけではなく、自分を取り囲む先輩や同 僚、部下、場合によっては関係先の部署や取引先などの、さまざまな関係の人達か ら評価を受ける手法である。また、多様な評価を被評価者にフィードバックするこ とによる効果も期待されている。360 度評価の効果として、最も不適切なものはど れか。
- ア 顧客や取引先が評価者となった場合には、被評価者の顧客志向が高まる。
- イ 異なった評価を見ることによって、評価者を訓練する機会を提供する。
- ウ 上司と部下のコミュニケーションの活性化が図られる。
- エ 中立的な評価を行うことができる評価者を選抜することができる。
- オ 普段の業務では得られない、さまざまな情報を入手できる。 DKJC-1C
▼ 解答・解説を見る
正解:エ
解答:エ
360度評価(多面評価)は、上司だけでなく同僚・部下・取引先など多様な立場の人から評価を受け、その結果を本人にフィードバックする手法。多面的・多元的な評価を得ること自体に意義がある。「最も不適切」を選ぶ。
- ア(○):顧客や取引先が評価者に加わることで、被評価者が顧客の視点を意識し、顧客志向が高まる。妥当。
- イ(○):自分以外の評価者の異なる評価を見ることで、評価のばらつきや観点を学び、評価者としての訓練機会になる。妥当。
- ウ(○):上司・部下が相互に評価し合うことで対話が促され、コミュニケーションの活性化が図られる。妥当。
- エ(×):360度評価の本質は多様な立場の評価者から多面的な評価を集めること自体にある。「中立的な評価ができる評価者を選抜できる」のは360度評価の効果ではない。むしろ多様な(時に偏りを含む)評価を総合する手法であり、中立的評価者の選抜を目的とするものではない。
- オ(○):多様な評価者から、普段の上司・部下関係だけでは得られない情報を入手できる。妥当。
よって エ。