第2問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 わが国の産業構造の変化を事業所数と従業者数の推移により見ていく。総務省 「事業所・企業統計調査」、同「平成21 年経済センサス安基礎調査」、総務省・経済 産業省「平成24 年経済センサス安活動調査」に基づくと、わが国の事業所数は A 年代末までは増加傾向にあったが、以降は減少傾向に転じている。従業 者数は B 年代央までは増加傾向にあったが、その後は景気変動などによる 増減はあるものの、おおむね横ばいで推移している。 次に事業所数と従業者数で見た1986 年と2012 年の産業構成比を見ると、事業所 数で見た産業構成比、従業者数で見た産業構成比とも、サービス業、医療、福祉が 増加している。一方で、 C の事業所数で見た産業構成比は増加しているも のの、従業者数で見た産業構成比は減少している。また D の従業者数で見 た産業構成比の減少割合は、事業所数で見た産業構成比の減少割合と比較してもと りわけ大きなものになっている。
設問1
文中の空欄AとBに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア A:1970 B:1980
- イ A:1980 B:1980
- ウ A:1980 B:1990
- エ A:1990 B:1990
- オ A:1990 B:2000 DKJC-1G
設問2
文中の空欄CとDに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア C:建設業 D:製造業
- イ C:小売業 D:卸売業
- ウ C:小売業 D:建設業
- エ C:小売業 D:製造業
- オ C:製造業 D:建設業
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正解: 設問1 ウ 設問2 ア
解答:設問1=ウ、設問2=ア
〔設問1〕事業所数・従業者数のピーク時期を問う頻出論点。事業所・企業統計調査等に基づくと、わが国の事業所数は1980年代末(1991年頃)をピークに以降は減少傾向に転じた。従業者数は1990年代央まで増加した後、景気変動による増減を伴いつつおおむね横ばいで推移している。
- A=1980(年代末にピーク)、B=1990(年代央まで増加)。
- ア(×):A1970は早すぎる。
- イ(×):B1980では従業者数のピークが早すぎる。
- ウ(○):A1980・B1990で事実と一致。
- エ(×):A1990は事業所数ピークとして遅い。
- オ(×):A1990・B2000ともに遅い。
〔設問2〕産業構成比の変化(1986年→2012年)を問う。サービス業・医療福祉が事業所数・従業者数とも増加する一方、製造業・小売業など旧来型産業の構成比は低下傾向にある。空欄Cは「事業所数構成比は増加だが従業者数構成比は減少」した業種=小売業(事業所数は依然多いが1事業所あたりの規模が小さく雇用シェアは低下)。空欄Dは「従業者数構成比の減少割合が事業所数のそれと比べてとりわけ大きい」業種=製造業(大規模工場の縮小・海外移転で雇用が大きく減少)。
- ア(○):C:小売業/D:製造業で、上記の説明と一致。
- イ(×):C:建設業・D:製造業はCが不適。
- ウ(×):C:小売業は妥当だがD:卸売業が不適。
- エ(×):C:小売業・D:建設業はDが不適。
- オ(×):C:製造業・D:建設業はいずれも不適。
よって 設問1=ウ、設問2=ア。