財務・会計 H27年度 第19問

第19問

ポートフォリオ理論におけるリスクに関する記述として最も適切なものはどれ か。

  1. 安全資産とは、リスクがなく、期待収益率がゼロである資産のことである。
  2. 収益率が完全な正の相関を有するつの株式へ分散投資しても、リスク分散効 果は得られない。
  3. 同一企業の社債と株式への投資を比較すると、リスクが高いのは社債への投資 である。
  4. 分散投資によって、リスクをゼロにすることができる。 DKJC-1B
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正解:

解答:イ

ポートフォリオ理論における分散投資とリスクの関係を問う。分散投資の効果は、資産間の相関係数が小さい(負に近い)ほど大きく、完全な正の相関(相関係数=+1)ではリスク低減効果は得られない。

  • ア(×):安全資産(無リスク資産)はリスクがない資産だが、期待収益率はゼロではなく無リスク利子率(正の値)を持つ。
  • イ(○):収益率が完全な正の相関(相関係数=+1)にある2つの株式に分散投資しても、値動きが完全に同方向のためリスクは加重平均となり、分散効果(リスク低減)は得られない。正しい記述。
  • ウ(×):同一企業では、株式のほうが社債より劣後しリスクが高い。社債は元利の支払いが優先されるため、リスクが高いのは株式投資のほう。
  • エ(×):分散投資で低減できるのは非システマティック・リスク(固有リスク)のみで、システマティック・リスク(市場リスク)は残る。リスクをゼロにはできない。

よって

#資金調達・配当政策#証券投資・ポートフォリオ

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